【返報性の法則】おごってあげるは逆効果？人間関係はGIVE AND TAKEで成り立っている

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『返報性の法則』とは

みなさんも、昔からよく使われる言葉でGIVE AND TAKEという言葉を聞いたことがあるかと思います。返報性の法則は、まさにこのGIVE AND TAKEが成り立つための人間の特性とも言えます。

返報性の法則を簡単に説明すると、「他人が自分に対して何らかの恩恵を施してくれたら、自分は似たような形でお返しをしなくてはならない」と無意識に考えるという法則です。

最近は、テイカー（人間関係を構築していく中で、自分の利益を優先的に考える人）という言葉をよく耳にするようになりましたが、大半の方は、他人に恩恵を受けた場合、この返報性の法則によりギバー（他人を中心に考え、自分の利益よりも相手の利益や何かを求めているかを見極めて動ける人）になろうとします。

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悪用厳禁！！『返報性の法則』の驚異的な威力

返報性の法則は、商売の世界においても大いに利用されています。　
ここでは、私たちの身近な例について見ていきましょう。

＜スーパーマーケットの無料試食品＞
スーパーマーケットでは、買い物客に対して、商品を無料で試食させる光景をよく見かけるかと思います（最近は、コロナの影響でグッと減りましたが・・・）
多くの買い物客は、この試食品をもらっている以上、爪楊枝とお皿だけを残して、何も買わずにその場を立ち去るわけにはいかないと感じてしまいます。試食した結果、その商品をそれほど気に入っていなかったとしても、少しは買っておかないととなるわけです。

＜レストランでの謝礼チップ＞
ひどくケチな人でさえ返報性の法則の力を感じてしまいます。　
ある研究によれば、海外のレストランで、伝票を差し出すときにアメを一つつけると、その接客係へのチップは3.3%増加したそうです。次に、テーブル客一人につきアメを二つずつ配ると、チップの増加率は14％に向上しました（たとえお客さんがケチだったとしても・・・）

『返報性の法則』が成り立つ理由

人間社会のなかでは、相互扶助がきわめて重要なことから、私たちは恩恵を受けたままでいると不快になるように条件づけられています。GIVE AND TAKEという言葉を多くの方が認識しているように、私たちは、恩義を受けたままでいると落ち着かない気持ちになるよう、子どもの時から半ば洗脳に近いかたちで訓練されているのです。

また返報性の法則を破る人（テイカー）は、社会集団のメンバーから嫌われます。多くの人は、「たかり屋」とか「恩知らず」というレッテルを貼られるのを避けたいため、時には、受けた厚意よりもより大きな厚意のお返しをしてしまうことも起こりえるのです。

『返報性の法則』を理解してお会計に進もう

ここまでの説明で、返報性の法則について理解していただけたと思います。　
それでは、実際にデートにいった際に、どのようにしてお会計をするのが良いか検証していきましょう！
デートの上手な誘い方はこちら

【ケース１】

【ケース２】

いかがでしょうか？返報性の法則によりケース２の方が、女性が気分よく食事を終えられていることがわかるかと思います。

デートに慣れていない男性は、とにかくいいところを見せようと思って、なんでもかんでもお金を出してしまう方がいます。でもそれは逆に女性にストレスを与えている可能性もありますので、相手に罪悪感を感じさせない程度に男らしさを見せていきましょう！